無題

(略)某Wikipediaにしても徳保氏にしてもさうだが、この種の「一貫性がある」のだか「一貫性がない」のだかがわからない、非常に曖昧な状態を、「良い」と思つてゐる人がウェブには澤山ゐる。

私はそれは如何なものかと思つてゐるのだが。

青空文庫は、サイトであり、著作權の切れた、或は著作の經濟的な權利を著作者が主張しないと宣言した文書をコンテンツとしてゐる。公開される文書には常に原典がある。公開される電子テキストは全て原典と比較對照されて、校正される。原典は一つなので議論にならない。假に何らかの問題が生じても、作業の結果だけが公開されるので、議論の過程はコンテンツに露はれない。

Wikipediaは、共同作業で百科事典のやうな記述のコンテンツを揃へようとしてゐるサイトだ。だが、作業の過程がそのままコンテンツとして公開されてゐる。その爲、問題が發生しても、それがそのままコンテンツとなる。ノイズが紛れ込む事もあり得るが、紛れ込んだままのコンテンツがそのまま公開される事となる。

うーんうーん……
……頭弱いな俺。