産經新聞その2

韓国の世論に殴り殺される!? 「親日宣言」出版の趙英男さん
TV出演・公演を中断
【ソウル=黒田勝弘】最近、日本で「殴り殺される覚悟で書いた親日宣言」(ランダムハウス講談社)を出版した韓国の人気タレント兼歌手の趙英男(チヨー・ヨンナム)さん(61)が、マスコミやインターネット上で世論の激しい非難を受けたためテレビ出演や公演を中断すると発表した。
趙氏は産経新聞(二十四日付)とのインタビューで、最近の日韓関係について「冷静に対応するなら日本の方が一段上だ」などと語り、これに対し「日本の手先」とか「売国奴」などとインターネットを中心に非難が集中していた。日本を客観的に評価したことで「社会的に殴り殺されるような事態」になったことについて、さすがに「あまりに暴力的だ」(二十七日付の朝鮮日報)と、異論を許さない最近の韓国社会の風潮を自己批判する声が出ている。
趙氏は庶民的雰囲気ながら知的なマルチ・タレントとして超有名。今年初め近年の日本体験を基に「ぼくはだまされていた」とし、日本をもっと多角的に見ようではないかというエッセー集「殴り殺される覚悟で書いた親日宣言」を出版した。
しかし最近、領土問題や教科書問題で反日感情が高まるなかで非難の対象になり、テレビ討論で「ぼくは日本人と友人になりたいだけだ」といった発言などがさらに問題になり、テレビからの締め出しを要求する声が出ていた。
今回、出演中断を余儀なくされたのは十年以上にわたって司会者を務めてきた週末の人気番組「体験・暮らしの現場」(KBSテレビ)など。韓国紙によるとテレビ局側も「物議をかもしたためやむを得ない」とし、趙氏を擁護する姿勢は見せていない。
韓国では日韓問題で日本を擁護したり評価したりすると、社会的に抹殺されるということがいまなおよくある。今回の事態について趙氏のファンなどの間では「本の内容も発言も冷静に考えれば決して極端なものではない。趙氏ももっと堂々と対応すべきではなかったか」と残念がる声も多い。

自分の新聞の「歪曲」及び26日の訂正報道には觸れてゐない。といふか超有名つてあんた。