君が代の曲の速さ

id:kahusi:20040923#1095940796の續き。

君が代』の演奏時間
君が代』のテンポに關する正式の記録としては、明治21年に作成され各條約國へ送付された『大日本禮式』(JAPANISCHE HYMNE)(『君が代』の吹奏樂用總譜)に記されてゐるM.M.♩=70(メトロノーム1分間四分音符70、以下同じ)が最初であらう。編曲者は海軍軍樂隊の御雇ひ外國人でドイツ人のフランツ・エッケルトである。
明治32年10月に東京音樂學校發行の「祝日大祭日唱歌重音符」には、69となつてゐる。このテンポだと演奏時間は約38秒である。大部分のメトロノームの目盛りは、69の次は72であることから、70に最も近い69と定めたものと推察できる。
昭和13年6月1日に海軍省達第4號として施行された「海軍喇叭譜」の『君が代』(10小節)は54、演奏時間は45秒と定められてゐる。
海軍軍樂隊は、『君が代』をラツパ譜に合はせて45秒で演奏してゐた。60で演奏すると11小節の『君が代』は、演奏時間44秒となるが、おしまひの部分を少しリタルダンドすると約45秒になる。
NHKのテレビ、ラジオの終了時に流れる『君が代』は、テンポ約50で演奏時間は50數秒かかつてゐる。

世界の国歌集(吹奏楽で聞く世界の国歌)」より。原文は略字略かな。
上記の文を基に、[[画像:Kimigayo.mid]]はテンポ70、[[画像:Kimigayo54.mid]]はテンポ54としたのですが何うでせう。